2008年09月26日

ウィーン・フィル in 長野

極上の美酒というものがあったら飲んでみたいものです。
そういうことを思ったのも、まさに極上の音楽を聴いたからに他なりません。
日本ではウィーン・フィルと呼んでいますけど、この綴りを見ると、ヴィーナー・フィルハルモニカーと読むんでしょうか。
振り返ってみれば世界のウィーン・フィルを生で聴いたのは殆ど初めてです。殆ど初めて、というのは、1980年にウィーン国立歌劇場の日本公演の時に、ウィーン国立歌劇場管弦楽団として聴いたことがあるからです。あれから28年も経ったのですか。もう人生終わってしまったような感じにすらなりかねません。

ウィーン国立歌劇場総監督の小澤征爾をSKF松本では聴いても、手兵?ウィーン・フィルで聴いたことはありません。パンフレットを見れば、ウィーン・フィルは毎年か1年おきぐらいの頻度で、日本公演にやってきています。それぐらい日本人に支持され、入場料に大枚をはたいてもコンサートを聴きに行く日本人の文化的な水準の高さ?にはうなるばかりです。その世界最高峰のオペラの総監督に小澤さんがなっているわけですから、改めてすごいことだと感じますね。

会場の入口

9月24日、そのウィーン・フィルが長野にやって来ました。会場が長野県県民文化会館。リッカルド・ムーティー指揮。曲目:ヴェルディ/「ジョヴァンナ・ダルク」序曲、「シチリア島の夕べの祈り」からバレエ「四季」、チャイコフスキー/交響曲第5番。
S席3万円。金額からしても極上の音楽だと思わせるに十分です。

チケット

さて、驚いたのは音の響きの美しさ。これまでいろいろ世界のオケをそれなりの数ではあっても聴いてきたわけですが、まるで音の質が違いました。気品があります。このオケ、この音でチャイコフスキーはもったいなかった。できればモーツァルト。より美しい音楽をより美しい演奏で、というのが望むものでしょう。前半のヴェルディはよかった。まるでウィンナ・ワルツを聴いているかのごとくに優美でした。

この日はアンコールが出ました。ヨゼフ・シュトラウスのワルツ、とムーティーさんが告げて演奏が始まりました。これは最高でした。ウィーンの美酒に酔いしれました。

ウィーン・フィル in 長野



Posted by ミッチー at 02:58│Comments(0)音楽

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